ぶっちゃけ、奇妙な舘が出てくると、それだけで楽しい。
そして、その表現が「異形」とか言われると、さらに楽しい。
えぇ、現実にはそんな舘ないだろっ!って突っ込みたくなる気持ちはあるんだが、
それでも、この手の推理小説には、
その異形の舘ってのは、必要不可欠なのです。
綾辻しかり…ね。

その特徴ある舘を存分にいかしたトリックでした。
ってか、これは、よめましたケドね。
もう、それ以外に、この舘を使う意味がないだろってくらいの、
わかりやすいトリックだったんだケド、
それでも、面白く読めました。
細かいところに、ちゃんともろもろの伏線があるのだが、
それが、分かりやすかったのが、イマイチかなぁ。
いや、分かりやすいってか、そういうトコロに
異常に目をとめる癖がついてるからなのかもしれん。

でも、この今邑氏、なかなか好きですわ。
次も期待。

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