副題が「老人探偵団」
この段階で、もう駄目だろ…って思った。
そして、軽く筋書きを読んで、さらに、あかん…って思った。
どう頑張っても面白そうだと思えなかったんだもの。
もう、まさしく老人が主人公の話でねぇ。
もともと、子供と老人が嫌いなので、
いちいち描かれてる言動にイラッときて、
そして、訳分からない車のうんちくみたいな話が長くてよー。
読むの止めようかと何度も思った。

が、後半、試合後の展開は、もう話に引き込まれた。
細かいこと言えば、ありえない話なのですよ。
殺人事件もアナだらけですよ。
どの銃で撃ったか調べればわかるコトだろうし、
調べれば弁護士(?)との癒着みたいなのもわかったろうし、
でも、それは、さておいて…ですね。

主人公のおじいちゃんの男気っていうのかな。
落ちぶれた哀しさと、それでも、なお通した一本の筋が、
すっごく魅力でした。
最後のほうも、話が細かくてさらっと読みましたが、
いやぁ、けっこう感動する話でした。
最初の嫌な感じを乗り越え、好きな作品といえましょう。

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