読書感想もどき

2005年3月13日 読書
佐渡伝説殺人事件(内田康夫)
もう、読まないって決めたのに、
やっぱ、シリーズモノは制覇したいタイプなので、読んでみた。
今回…、けっこう面白かった。
意外性を考えて、こいつだろ?って思っていた人は全然ちがくて、
そいでも、やはり意外な人が犯人だった。
前みたいに、親族や家がらみではなかったので、
人物を覚えやすかったので読みやすいし。
で、刑事モノじゃないと、探偵役が何故事件に絡むのかっつー正当性も必要で。
そこも十分に納得できる筋書きではあったと思います。

…ただ、こういう本に求めるのは論理的な分析です、私は。
それを、直感だの予測する力だの、
ちょっと非現実的な力を信じて行動されるとなぁ。
いや、世の中の出来事すべて説明のつくとは思ってない。
摩訶不思議な力の存在も認めるよ。
でも、推理にそれを生かされたら…なぁ?
頭脳なんていらなくなるじゃないですか。
私は、探偵って頭いいな〜って思えるくらいの
ちいさな着眼点や違和感の掘り下げが好きなので、
そこんとこが、イマイチなんです。

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