読書感想もどき

2005年2月27日 読書
山伏地蔵坊の放浪(有栖川有栖)
なかなか面白かった。
こう、うそ臭いカンジが、また、いいんじゃないかと。
ネタってか、トリックはさほど難しいものでもないし、
壮大な目新しいものでもないし、こったものでもない。
なんなら、それって、アリですか?くらいな内容なのだが、
山伏っていうキャラがあるので、許せるっつーのかな。

まゆつば物なワケですよ、小説の中でも。
面白小話ってカンジで、かる〜く読むのがいいカンジ。
こういう面白人物がいてもいいんじゃね?
その面白人物の話を面白く聞く人たちってのもいいんじゃね?

問題偏と解決偏の間に、その山伏の話を聞いている人たちの
推理や意見が飛び交うのも、なかなか面白い。
そこで、自分の推理も整理できるしね。

深い話ではないけれど、わりと好きです、これ。

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