読書感想もどき

大江戸温泉殺人事件（吉村達也）
とりあえず、これで温泉シリーズは出てる分は全部読んだことになる。
ん〜、これもどうかなって思う作品でした。
アレよ、他の本格推理モノって呼ばれてるモノは、
関係ない話なんてないワケですよ、文章に無駄がないのですよ。
何気なく読んでた部分が、うまい伏線になってたりするもんなんですよ。
吉村氏のは、そういうのがまったくないね。
無駄なものは、ほんと無駄。関係ないもんさ。
や、そういうのを求めるのも酷なのだろうケド、
温泉のうんちくやら、野球の解説ってか、実況とかさ、
本筋に、本気で関係ないのがムカついてくる。
何故なら、一応マジメに読んでしまっているからさ。
前も、隠れキリシタンのうんぬんを無駄に長く書いたコトもあったしね。
そういうので文章長くせんと、中身を濃くしていただきたい。
日に日に本が厚くなってる気がします、無駄に。

で、まぁ、今回の犯人の意外性ってのは、ともかく。
話の展開的には面白かったかも。
でも、謎が絶対的にこぎつけっぽいんですよね。
そんな謎って思うほどの謎か？ってトコがキーポイントになるのが不思議。

ま、シリーズを制覇したので、達成感だけはありますね。