ハーメルンの笛を聴け（深谷 忠記）

んー、今ままでの深谷氏の話とは一風変わった話でした。
時刻表トリックっていうの？なんかの列車に乗ったりしない話でした。
意外だ！
内容的には、どうも、読むこっちの心境が落ち着いていないため、
これまた、話に入り込めない感があったのだが…、
それにしたって、登場人物が絡みすぎやろ。
名前に特徴がないせいか、一瞬、こいつ誰やったっけ？
って、悩むこともしばしば。
あまり人物像とその心情は巧く書けていないような気がしますが。

っつーか、なに、こういうの社会派っていうんですか。
妙に説明ったらしいっつーか、説教くさいところもあんまり隙じゃ無い。

深谷氏なら、普通にあの壮シリーズのほうがいいかなぁ。