むぅ〜〜〜、深いっ!
二転三転四転くらいするので、読んでいて疲れる。
いちいち納得(できかねる部分があったにしても)できる
推理披露しておいて、それが、ひっくり返って、
新たなる真実が浮き彫りになって、それが、さらに…ってなもんで、
いや〜、読んでて疲れるな、これは。

文章も読みにくいなぁ、台詞が特に読みづらい。
意識してのコトだろうが、日常会話でそんな謎かけみたいな、
抽象的な話ばっかりしますか、普通。
どうも、現実離れした世界だったなぁ。
いや、それが奇妙でいいのかも知れないけれど。

あと、わりと人物像の描き方が足りないカンジがした。
っていうか、自分の頭に中に誰一人としてイメージ浮かばなかった。
探偵役やこの主人公でさえも、どんな容貌なのか…とか、
その手のイメージが書いてはあるんだろうけれど、
しっかり伝わってこなくて、
それ故に、あまり物語にも入り込めなかった部分はある。

長いわりに、ぶっちゃけイマイチかなぁ。
衝撃なラストではあるが、美しくはなく、
また、虚無感や喪失感が伴うものでもないのが、
私の好みじゃない。

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