どうして、航河が苦しんでる時に、自分は何も出来ないんだろうねぇ。
岩戸からのメールで、週末のレースを最後にチームを辞めることをしる。
ってか、岩戸からは毎日のようにメールのやりとりあるのに、
肝心の航河からは、一切の連絡がない。

レースの日 勇気出して話しかけようとしたのに、避けられた。
せっかくの勇気も萎むよ、そりゃ。こっちを向いてもくれないって。。。
航河、走りもイマイチです。
そして、もう一生このまま、「の方を向いてくれることはないんじゃないか
って、「私」は、凹むます。

最後の日、雨。相変わらず気まずいままです。
「カズ、俺の時計、見なかったか?」 はい?
なんだ急に時計って。でも、おかげで、すっかりこの後の展開が見えたね。
「私」が捜してくるって言ってるのに、勇気出して思い切って声かけたのに、
何も答えないの。私の方を向いてもくれないの。
でも、「私」に出来ることって、もう、それにかないっしょ。
岩戸に教えてもらった。案の定、祖母さんからもらった懐中時計やて。

傘もささずに、雨も強くなる中、捜す「私」。見つけたんだけど、
倒れました。そして、聞きなれた声が聞こえてきます。
「おい!大丈夫か!  「あ…航河。とけい、あったよ」
いやー、いじらしいわ、「私」。
「しっかりしろよ!おい!わかし!」
しかし、ノーコメントです「私」。声にならないんです。
気力がないんす。体動かないんす。

「俺のために、こんな熱で走り回ったのか。
どうして、ここまでするんだ…」
それは、アンタの愛を取り戻したいからさっ!
そのためなら、女は大概のムチャは出来るのです。
「お前に、ここまでさせるつもりじゃなかった。
俺は…お前に何の言葉もかけてやらなかったのに!」
いいえ、何か言葉が欲しかったワケじゃない。
なにか、見返りが欲しかったワケじゃない。
ただ、愛ゆえなんですよ、「私」が動いたワケってのは。

で、お姫さま抱っこーーー!!
頬を伝う幾筋もの雫の中には、
何故か…彼の涙も流されているように思えた
凍り付いていた、航河のココロの氷が解けて流れ出したんすね。
よかった、何か切り開くことができて。

航河に言いたい事を言う疾斗。すごい好きなので全て太字でいくぜ。
「大体、どっちが大バカ野郎だ!俺たちがお前を追放しようなんて
デマを信じて、チーム抜けるなんて言いやがるヤツの方が、
よっぽど大バカ野郎だろうが!」「お前の事がどーでもよければ、
スポンサー幹部の言ってたお前へのくだらねぇ悪口だって、
最初から教えてやってらぁ!」
「お前には、走りに専念して欲しかったんだよ!
お前の良さを知りもしねぇで、
偉そうなこと言う金持ちのオヤジどもなんか、
眼中に入れさせたくなかったんだ!」
「お前が居なくなったら、
俺たちどーすんだよ。俺は誰をブッ潰すために頑張りゃいいんだよ!」
ほら、疾斗、素敵でしょ。終始無言の航河。
でも、きっとすごい、いま、メカラウロコだと思う。
疾斗の想いっていうか、チームの想いの深さを思い知った。
私は、まだまだ浅はかだ。
航河に走りにだけ熱中して欲しいって考えは浮かばなかったもん。

その後、加賀見さんに航河が、
「…すみませんでした。これからも一緒に走らせてくれますか」
男同士ってやっぱいいよな。

カリナに「悪いな。俺はコイツと帰る」って言ったのが、ちょと嬉しかった。

さて、最後ですね。
「…悪かったな。ずっと連絡もしないで。
…いや、それよりお前を疑ったりして」
いや、それはいいよ。私も「私」のとった行動がベストとは思わないし。
「信じてたメンバーの気持ちもわからなくなったんだ。
みんあ、俺の事を必要ないと思ったのかって…」
「ずっと尊敬してた加賀見さん…ウソのつけないお人好しのカズに、
ちょっと足りないが根は純粋な疾斗…」
一箇所、すっごい気になるトコあるよね(笑)。
足りないって…(笑)。
「大切な仲間だったのに、その全てから否定された気がした」
なんだ、お前の語ることはすべて、仲間のコトだけか。
裏切られたと、ショックを受けたのは仲間からだけか。
「それに誰よりも信じたかったお前まで…、
俺にこの話を教えてくれるどころか、俺が一番辛い時に…
俺を見捨てたように思えたんだ」
だろ?私だって、そう思ったよ。思ったさ。

なんか、「私」がきっかけをくれたみたいに語ってるけど、
実際、航河を救ったのは、疾斗の台詞と思うんだが。。。

「俺にはわかしが必要だ。誰にも渡したくない」
そうかなぁ、アンタには仲間が必要だと、再認識したじゃんか。
「お前は、俺にヒカリを与えてくれた。
だからもう、…お前を失いたくない。
今度は俺が、お前を守ってやりたい」
で、面白すぎるキスシーンのスチルです(笑)。
最後は、絵葉書で、温泉に行った報告をーーー

うん、ラストのほうはイマイチだったかなー。
どうも、「私」より、仲間、疾斗や加賀見さんのほうが、
航河には、必要であって、その片隅に自分がいるような気がするよ。

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