映画になると話題にのぼることも多く、
その流れでネタバレされても困るな〜っと思い、
ようやく読んでみました。
ま、着手するの遅かったとは思うんだよねぇ。
でも、長いって印象があったからさ、避けていたんだよな。

で、感想はと言うと…、つまらなくはないんだが、
そんなオチかよっ?ってカンジ。
それは、フェアじゃないだろうって思うが、
まぁ、推理小説ではないんだな、ミステリーなんだな。
密室の謎については、多少、ムカつくような真実だったが、
伏線があるのでね、納得っちゃー納得。
最初にあんだけの長いやりとりがなければ、
到底、納得はできないのだが、そこは巧くカバーしてますな。
あ、そして、その最初の部分の説明臭いやりとりが、
慣れていないし、そんな興味がないので、辛かった。
けど、言いたいことは、分かったよ。

つまりのところ、

この世には不思議なことなど何もないのだよ

で、謎そのものに云々言うよりか、
この涼子なる人物の、憐れというか、悲壮な様がねぇ、
なんとも言えないのですよ。

あ、あと、でも、分かりやすいよね、これ。
もっと、謎が欲しかった。
途中でおおよそのカラクリは見えたもん。

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