愛のソレア(上)ネタバレ上等感想
2005年4月2日 読書第二部 再会 読みました。
相変わらず、突っ込みどころが多いです。
第一部を読んで気合入れな感想書けんと思ったわ。
まずね、ほんと描写を端折り過ぎと思うのですよ。
最初っからね、雑誌に掲載されてた詩を見て、
洋一の存在を知るのは、いいとしても、
その後の行動に至るまでの心情とか端折り過ぎですよ。
もっと、あるじゃん。
全身が震えるくらいの衝撃と、その後にこみ上げてくる感情を抑えきれずに、
気付いたらその雑誌を握り締め、田所家の前にいた…とかさ。
そもそも、田所家は引越ししてないのか?
その確認の作業とかさ、または、その庭ってのは外から丸見えなのか?とか。
その庭の描写がまったくないってものどーかと思う。
まぁ、再会して愛が燃え上がるのは分かります。
でも、また会いたいって話になって「私も!」って、
この「!」ってつける美保がイヤだなぁ。
嬉しいのは分かるけど、嫁の存在を知っていてもなお
勢い良くまた会うコトを望む女ってどうよ?
で、また出たワケだ。洋一の「責任」が。
もう、笑っちゃうわー、ここまで無責任男だと。笑うしかない。
恭一のことは責任を持つ だなんて、
責任って言葉の意味合いも分からないような青二才が、
口にする言葉と違うんだぜ、責任っていうのは。
こんだけいいかげんな男に惚れてしまう女ってのも哀れよね。
そしてさ、また出ましたよ、「責任」が。
あげく今度は
僕の人生を変えてしまった責任をどうとってくれるのかと
こうきましたよ。
自分で責任とれない男が、親を責めてるんですよ。
頭オカシイですね、この人。
ってか、結局親任せの人生で、何一つ自分で出来なくて、
親に甘えて生きてきてるというのに、
ここにきて、人生を親のせいにするなんて、最低の男ですよ。
でさー、確かに感謝の気持ちと愛ってのはベツモノですよ。
でも、それをあっさり口にしてしまう美保の無神経さがイヤ。分かるよ、今は周りが見えなくなってるんだろうってのは分かるよ。
しかし言っていいコトと悪いコトがあるんです。
恩を仇で返すってのは、いけません。
受けた情は、なにがなんでも裏切ってはいけないと思う。
それが、人間ってものでしょ。
それが、主人公のあるべき姿でしょ。
さて、しかし女はどうして愛する男ではなく、
相手の女に憎悪をぶつけるのでしょうね。
女に直談判するしかないって思う、その思考が分からない。
言ってどうにかなるなら世の中苦労しないっしょ。
言葉でどうにもならない感情が止まらないから、
洋一が離れていってるんだろ。
それを直談判してどうにか状況がよくなるって思ってる女は頭が悪い。
状況悪化させるだけじゃないか。
ってか、端的に描かれてるせいか、その危機感が伝わってこないし。
息子の病気で一旦別れを決意した男が、
考えて出した結果が「共にしか生きられない」ときたもんだ。
お前の「責任」ってのは何の重みも無いコトはわかっていた。
が、しかし、心に決めたコトまでも、
数ページの間に結論が変わってしまうコトに驚きを隠せません。
ちょっと気がふれたカンジの知子のいっぱいいっぱいさが、いい。
異様な笑い方と、金切り声ってのはセットにされると、いい。
で、いくらそれがいたたまれないからといって、
美保と会う約束のために、知子を凛子に託し、出かける洋一が、
ほんと憎らしい。なんだ、この男。
いたたまれないのは分かる。逃げ出したくなるのも責めはしない。
しかし、こんな時でさえ、美保との約束を思い出るのがムカツク。
そばにいなくてもいい。
しかし、会いに行くべきではないだろう、このタイミングでは。
この男にはわからないんだろうな。
知子が叫んだ「あなたー」って言葉の切実さに。
子供を堕ろすことに反対する美保にほっとした。
よかった、人間の心を持っていてくれて、よかった。
しかし…だ。
地獄に堕ちようとも、鬼と呼ばれようとも洋一が恋しいって言ったじゃん。
そう、久我に言ってしまったのだから、
そこは、ひとつの命を引き換えにしても、恋を貫け!って思う。
いや、いけないですよ。
命を粗末にしてはいけないんだケド、
そのくらいの覚悟がないなら、久我に地獄に落ちようとも…なんて、
言うんじゃねーよ!ってカンジ。
恩人にそのくらいの台詞を吐くのなら、
人の命の1つや2つ。人の幸せの3つや4つ。
犠牲にしても愛を貫くくらいの覚悟は欲しいものだ。
結局、上辺だけの言葉で、重みがないのよね、この2人って。
あげく、本当の終わりにするつもりがあるのなら、
2度と会わなきゃいいのに、
知子の流産を知ったからって、お前がもう動くことなんて無いハズなのに、
久我が「もう1度会って話をしてくるといい」って
言っちゃう神経が分からない。
で、ほんとにまた会っちゃうのがオカシイやろがー!
わぉ!グッジョブ!知子。
アンタの壊れっぷりはお見事だ。
アンタの気持ちが分かるよ。アンタは間違ってない。
いくら洋一がやり直そうって思っていたって、
妻に内緒で女と会ってれば、そりゃ女は嫉妬に狂いますよ。
終わりにするつもりなんて無いってそりゃ疑いますよ。
微笑を浮かべ頬すりするあたりがたまらんです。
もっと、描写があれば嬉しかったんだケドね。
その鮮血の描写ってか、
シーツを染めてるその鮮やかな赤い染みは、
まるで、知子の嫉妬が乗りうつったかのように、
どんどんと大きくなり、ベッド全体を覆いつくそうとしていた
くらいのさ、表現があってもいいじゃない。
相変わらず、突っ込みどころが多いです。
第一部を読んで気合入れな感想書けんと思ったわ。
まずね、ほんと描写を端折り過ぎと思うのですよ。
最初っからね、雑誌に掲載されてた詩を見て、
洋一の存在を知るのは、いいとしても、
その後の行動に至るまでの心情とか端折り過ぎですよ。
もっと、あるじゃん。
全身が震えるくらいの衝撃と、その後にこみ上げてくる感情を抑えきれずに、
気付いたらその雑誌を握り締め、田所家の前にいた…とかさ。
そもそも、田所家は引越ししてないのか?
その確認の作業とかさ、または、その庭ってのは外から丸見えなのか?とか。
その庭の描写がまったくないってものどーかと思う。
まぁ、再会して愛が燃え上がるのは分かります。
でも、また会いたいって話になって「私も!」って、
この「!」ってつける美保がイヤだなぁ。
嬉しいのは分かるけど、嫁の存在を知っていてもなお
勢い良くまた会うコトを望む女ってどうよ?
で、また出たワケだ。洋一の「責任」が。
もう、笑っちゃうわー、ここまで無責任男だと。笑うしかない。
恭一のことは責任を持つ だなんて、
責任って言葉の意味合いも分からないような青二才が、
口にする言葉と違うんだぜ、責任っていうのは。
こんだけいいかげんな男に惚れてしまう女ってのも哀れよね。
そしてさ、また出ましたよ、「責任」が。
あげく今度は
僕の人生を変えてしまった責任をどうとってくれるのかと
こうきましたよ。
自分で責任とれない男が、親を責めてるんですよ。
頭オカシイですね、この人。
ってか、結局親任せの人生で、何一つ自分で出来なくて、
親に甘えて生きてきてるというのに、
ここにきて、人生を親のせいにするなんて、最低の男ですよ。
でさー、確かに感謝の気持ちと愛ってのはベツモノですよ。
でも、それをあっさり口にしてしまう美保の無神経さがイヤ。分かるよ、今は周りが見えなくなってるんだろうってのは分かるよ。
しかし言っていいコトと悪いコトがあるんです。
恩を仇で返すってのは、いけません。
受けた情は、なにがなんでも裏切ってはいけないと思う。
それが、人間ってものでしょ。
それが、主人公のあるべき姿でしょ。
さて、しかし女はどうして愛する男ではなく、
相手の女に憎悪をぶつけるのでしょうね。
女に直談判するしかないって思う、その思考が分からない。
言ってどうにかなるなら世の中苦労しないっしょ。
言葉でどうにもならない感情が止まらないから、
洋一が離れていってるんだろ。
それを直談判してどうにか状況がよくなるって思ってる女は頭が悪い。
状況悪化させるだけじゃないか。
ってか、端的に描かれてるせいか、その危機感が伝わってこないし。
息子の病気で一旦別れを決意した男が、
考えて出した結果が「共にしか生きられない」ときたもんだ。
お前の「責任」ってのは何の重みも無いコトはわかっていた。
が、しかし、心に決めたコトまでも、
数ページの間に結論が変わってしまうコトに驚きを隠せません。
ちょっと気がふれたカンジの知子のいっぱいいっぱいさが、いい。
異様な笑い方と、金切り声ってのはセットにされると、いい。
で、いくらそれがいたたまれないからといって、
美保と会う約束のために、知子を凛子に託し、出かける洋一が、
ほんと憎らしい。なんだ、この男。
いたたまれないのは分かる。逃げ出したくなるのも責めはしない。
しかし、こんな時でさえ、美保との約束を思い出るのがムカツク。
そばにいなくてもいい。
しかし、会いに行くべきではないだろう、このタイミングでは。
この男にはわからないんだろうな。
知子が叫んだ「あなたー」って言葉の切実さに。
子供を堕ろすことに反対する美保にほっとした。
よかった、人間の心を持っていてくれて、よかった。
しかし…だ。
地獄に堕ちようとも、鬼と呼ばれようとも洋一が恋しいって言ったじゃん。
そう、久我に言ってしまったのだから、
そこは、ひとつの命を引き換えにしても、恋を貫け!って思う。
いや、いけないですよ。
命を粗末にしてはいけないんだケド、
そのくらいの覚悟がないなら、久我に地獄に落ちようとも…なんて、
言うんじゃねーよ!ってカンジ。
恩人にそのくらいの台詞を吐くのなら、
人の命の1つや2つ。人の幸せの3つや4つ。
犠牲にしても愛を貫くくらいの覚悟は欲しいものだ。
結局、上辺だけの言葉で、重みがないのよね、この2人って。
あげく、本当の終わりにするつもりがあるのなら、
2度と会わなきゃいいのに、
知子の流産を知ったからって、お前がもう動くことなんて無いハズなのに、
久我が「もう1度会って話をしてくるといい」って
言っちゃう神経が分からない。
で、ほんとにまた会っちゃうのがオカシイやろがー!
わぉ!グッジョブ!知子。
アンタの壊れっぷりはお見事だ。
アンタの気持ちが分かるよ。アンタは間違ってない。
いくら洋一がやり直そうって思っていたって、
妻に内緒で女と会ってれば、そりゃ女は嫉妬に狂いますよ。
終わりにするつもりなんて無いってそりゃ疑いますよ。
微笑を浮かべ頬すりするあたりがたまらんです。
もっと、描写があれば嬉しかったんだケドね。
その鮮血の描写ってか、
シーツを染めてるその鮮やかな赤い染みは、
まるで、知子の嫉妬が乗りうつったかのように、
どんどんと大きくなり、ベッド全体を覆いつくそうとしていた
くらいのさ、表現があってもいいじゃない。
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