ウァレンティーヌスの贈り物(前編)を読みました。

自分でボケてるな〜って思ったのは、
この題名で、全然バレンタインの話だってコトを予測したなかったコトだ。
ちょっと考えればわかるじゃんね〜。
妙に、タイムリーで、ちょっと嬉しい。

許せないのを先に言っておこう。
あのさ、祥子さまのカードのその紛失というか、一時消失したのは、
たんなる不思議話で終わりなのですか?
ありえねぇ!
それは、駄目。いま、推理モノばかり読んでるからよけい駄目。
どんな不思議な状況も、どんな謎も、どんな奇怪な出来事も、
その真実を聞いて、それが、すごい偶然だとしても、
納得できる話を聞かせてくれないと、居心地が悪いんだよ!!
なんだ、その中途半端な謎は。
その中途半端な展開は。
ムカついたのは、そこ。

でも、今回の祐巳は可愛かったよ、非常に。
特にラストはたまらんな!
そんな機転がきく娘だとは思わなかったよ。
最初さー、普通に聖さまが志摩子のカードを見つけ、
根性で由乃も令さまのカードを見つけ、
なんだかんだ言っても、祐巳も祥子さまのカードを見つけてしまうっつー、
オモシロさのカケラも無い展開を見せるのかと思って
かなりハラハラしてたのだけれど、
つくづく自分の予想を裏切られたから、楽しかったわ〜。

志摩子のチョコの行方ってか、渡し方ってより渡り方が、好き。
なんだろ、聖さまが祐巳のだと思い込んでいたってのは、
ちょっと不服っちゃー不服ではあるのだが、
でも、そういう状況でないと、聖さまの、
ああも素直なケーキの感想は聞けなっただろうし。
可愛い志摩子が見れたので、ヨシとします。

番外編みたいな、黄薔薇の話、けっこう好きです。
ってか、最初に挿絵だけ見た時、令さまの入浴シーンは、
男子だと思い込んでいました。
なので、あのホモな男子いるじゃん?名前忘れてたけど。
そっち方向のバレンタインの話だとばっか思ってたんだよな。
あまりに美麗だったもので、令さまとは思わなかった。
だって、跡部さんみたいやないの!
跡部さんの風呂は絶対洋風だと思うし、バカでかいとは思うんだケド、
こういう檜風呂も似合うじゃねーの!って妄想が止まりません。
こういう表情も跡部さんにはとても似合うと思うの。
あ、日吉でもいいな。

聖さまの腕にすがりつく祐巳もよかったし、
志摩子から、もらえそうもないからって静さまにチョコをねだる聖さまもいい。
まるで、いじけてるみたいで可愛い。
あと、
志摩子のコトを知りすぎてるから荒療治ができない聖さまも好き。

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