読書感想もどき

2005年1月23日 読書
出雲伝説7/8の殺人(島田荘司)
あー、なかなかのもんでした。
トリックとか、犯人の意外性とか、それ以上に、
その逮捕にいたるきっかけっていうんですか、
それにまつわる話が、なんとも、ジンとくる話だった。
最後が利いてるね、これ。
そのおかげで、読み終わって、はぁ〜ってなったわ。

ぶっちゃけ、途中、きついところが多々あったワケ。
読んでて、これ、内田康夫氏の本だっけ?って思うくらい、
伝説ってか、その土地にまつわる話が長かった。
ま、題名で、「伝説」言ってるからね、仕方ないのだけれど。

ま、こんな、バラバラ殺人事件なんてのも、ほんと。
そんな手間隙かけるくらいなら、
海に沈めたり、山に埋めるだろ、普通。
って、思ったりするのだけれど、それを言ったらおしまいだから、言わないよ(笑)

時刻表ミステリーは大概、謎解きが大してびっくりしないじゃないですか。
だって、どうにかなるんだろ?って思っちゃうから。
でも、これは、世間であるような時刻表ミステリーじゃなくて、
一歩、工夫されてるカンジで、読んでいてオモロかった。
真相を知って、はぁ〜なるホロ…って思ったから。
それは、予想外だった。私も思い違いをしていた。
この、時刻表ミステリーシリーズ(?)もいいですね。
なにしろ、刑事が好感持てます。
御手洗より、何倍も、交換が持てます。
なので、読んでいて楽しいのだね。

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