愛しき歳月 後編 片手をつないで を読みました。

キターーー!
聖さまと志摩子の出会いから、姉妹になるまでですね。
あ〜、こういう2人の関係をそれぞれの視点から、
しっかり描いてくれると、とても嬉しい。
そっけないように、どうしても感じられる、2人が、
やっぱ、とても、いい関係なのね〜と、再確認。

あ、この江利子さまもとても好き。
ほんと、おせっかいともいえるくらいな蓉子さまと、
それに関して、あくまでも中立の立場の江利子さまと、
ココロがとことん弱い、子供のような聖さま。
すごく、この3人のバランスがいいです。

そして、江利子さまと志摩子の会話も好きよ。
無理強いをしないあたりが、とても、いい。
この役は、江利子さまがすごい適任だわ。
我、関せずじゃないんだな〜。
周りが見えてるんだ、冷静な分。
これで、ちょっと江利子さまが好きになった。

祥子さまが志摩子を妹にしようとしてたってのを
うっかり忘れていたのだが、
これって、どうなんだろ?
本気の本心で、妹にしようとしたのか、
蓉子さまの差し金なのか。

でも、もし、聖さまが宣戦布告してこなかったのなら、
祥子さまが志摩子を妹にすることになるのだから、
(志摩子が断らなければだが)
そんないい加減な申し出は出来ないだろう。

だとすると、祥子さまも本気だったのか。。。

なんにせよ、最後のくだりがすごい好き。
ロザリオを渡す前、多分、志摩子を連れ出すあたりでね、
聖さまの視界がバーッって開けたカンジがするもん。
周りの景色がね、一気に色づいたカンジがする。
勢い良く、世界が広がっていくのが伝わってくる。

聖さまと志摩子のつながりが薄いように感じるのは間違いだね。
ここまで、2人の気持ちがしっかりと
繋がってることが知れて、嬉しい。
それこそ、2人繋いだ手以上に、しっかりと繋がってると思った。

とても大満足。

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